この度、(株)トイファクトリーインターナショナルは医師の遠隔医療が可能となる「ヘルスケアモビリティ」をMONET Technologies、トヨタ車体、フィリップス、長野県伊那市と共に世界に先駆けて開発、製作を行いました。
昨今、高齢化が進み、山間地域や僻地における医療体制の整備が大きな課題となっています。本車両は2019年11月24日に帝国ホテルにて記者発表が行われ12月より長野県伊那市にて実用テスト運行を開始。現在も段階的に実証事業を続けています。
ヘルスケアモビリティが可能とすることは:
【スケジュール予約】
患者と医師が合意したオンライン診療のスケジュールに応じて、車両に同乗する看護師が、スマホアプリから配車の予約をすることができます。
【診察】
心電図モニターや、血糖値測定器、血圧測定器、AEDなどの診察に必要な医療機器を車両に搭載しています。
【オンライン診療】
ビデオ通話を通して、医師が患者の問診や看護師の補助による診察を行える他、医師から看護師へ指示を出すことができます。
【情報共有クラウドシステム】
医療従事者間の情報共有を目的に、車両内に設置されたパソコンで患者のカルテの閲覧や訪問記録の入力・管理を行うことができます。
ヘルスケアモビリティという新しい医療のかたちは、日本だけでなく、世界の医療の仕組みを大きく変える事ができるのではないかと考えます。トイファクトリーインターナショナルは今後も医療の現場や課題に役立つ車両開発を進めて参ります。
記者発表の様子1
記者発表の様子2
内装1
内装2
協力企業